災害に強いガイドライン工法
月曜日から先週段取りをした葺き替え工事を6人体制でスタートしました。
天気にも恵まれ、昔からの気の合う仲間との仕事はとても楽しく順調に進みました。
加藤かわらでは瓦屋根をリフォームする時はガイドライン工法で行います。
『ガイドライン工法』とは新しい建築基準法に基づいて、屋根関連業界や建築業界が決めた厳しい建築基準のことで、大きな台風や地震がきても大丈夫な屋根工法です。
加藤かわらでの工事手順としては、
①まずゴム製下地を全体に敷きます。この下地には3ミリほどの突起物が無数にあります。この突起物は、万が一雨水が浸入した場合に水が桟木の下を軒先きまで流れられるようにする役目があります。また下地を敷くことで、万が一災害で瓦が割れることがあっても雨漏りを防ぐことができます。
②次に下地の上に瓦桟木(さんぎ)を釘で固定します。この桟木は瓦を引っ掛けるための重要なものです。ゴム製のものに釘を打っても穴にゴムが食い込むので水が浸入する心配はありません。
③そして瓦を2本の銅線で桟木に締め付けます。更に100ミリのステンレスパッキン付きのビスで留め付けます。
このような工程を踏み、あらゆる災害から家を守ることができる工法なのです。
今日はお茶の時間にお手製のお漬け物を出していただき、とても美味しかったです。
これも信州ならではですね。
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