下り棟の撤去
今回は築40年以上のお宅から、下り棟の撤去工事を行いましたのでご紹介致します。
Before
鬼瓦に固定されている部分↓
こちらの下り棟は、鬼瓦の吊り手だけで止まっており、その銅線が限界まで伸びて切れてしまった場合に落下の危険がありました。
現在ではその様な施工は許されませんが、こちらのお宅の新築当時、中信地域は台風も少なく自然災害には無頓着でしたので、建築に伴う厳しい法律もありませんでした。
しかし近年では、地震や台風などの自然災害が増え、毎年のように法律が更新される程、家を建てる際の法律は厳しくなっています。
After
下り棟とは『飾り棟』とも言われ、現在の新築の一般住宅ではあまり見かけません。
現在は軽量化を重視しシンプルかつ安全な屋根が好まれますので、今回も下り棟は撤去することになりました。これで約100kg軽くなりました!
今回のお宅の様に、新築当時の施工法のまま屋根がメンテナンスされていないと、自然災害で大きな被害が出る原因となります。
定期的なメンテナンスと時代に合った施工が重要なのです!
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